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【御報告】第22回私学振興大会 参加報告
公私協調で拓く、千葉県の私学教育の未来
先日、令和7年10月4日に開催されました「第22回私学振興大会」に参加いたしましたので、ご報告いたします。本大会は、千葉県の私学教育の未来を展望し、行政ならびに議会関係者へ保護者と教職員の声を届ける重要な機会です。当日は本校からも教員5名が案内係として運営に協力し、大会の円滑な進行を支えました。
大会では、保護者代表や学校関係者から、私立学校が直面する喫緊の課題が訴えられました。特に、物価高騰やICT環境整備の遅れ、少子化に伴う定員割れといった厳しい経営環境が指摘され、家庭の経済状況に左右されない学校選択の実現のため、経常費助成の拡充や授業料無償化の確実な実施を求める4項目の大会決議が、満場の拍手で採択されました 。
これらの要望に対し、来賓として出席された熊谷俊人千葉県知事からは、激動の時代における私立学校の重要性を強調するとともに、令和7年度予算で総額約540億円を私学振興に計上するとの力強いお話がありました 。この予算には、経常的経費への315億円、授業料減免などへの17億円が含まれ、県の独自補助も行われるとのことです 。また、私学振興議員連盟の川上茂会長からは、20年間で県の私学助成を全国8位まで向上させた実績が語られ、今後のさらなる支援が約束されました 。
本大会は、私学が抱える課題を関係者間で共有し、公私協調のもとで子どもたちの未来を育むという共通認識を再確認する、非常に有意義な場となりました。大会で採択された決議が着実に実行され、千葉県の私学教育が一層発展していくことを強く期待いたします。